代表理事挨拶

一般社団法人 中国腎不全研究会
代表理事 正木 崇生
この度、一般社団法人 中国腎不全研究会の代表理事を拝命いたしました正木崇生でございます。前代表理事である佐々木環先生が築かれた多大なる功績を受け継ぎ、さらなる発展を目指して精進してまいります。
本研究会は1992年に学術団体として設立され、中国地方5県における腎不全医療の発展を目的として活動を続けてまいりました。法人化以降も、「地域住民の健康と福祉に寄与する」という使命のもと、腎不全治療に関する研究と知識の普及を推進してきました。これからもこの使命を継続しつつ、時代の要請に応じた新たな挑戦に取り組んでまいります。
そのために注力すべき課題は以下の三点であると考えています。
- 1. 次世代育成
- 次世代を担う腎臓内科医や関連職種の若手人材の育成は、地域医療の未来を切り拓く鍵です。研修プログラムや学術交流の場をさらに拡充し、若手医療従事者が最新の知識と技術を学び、自らの力を発揮できる環境を整備してまいります。
- 2. 多職種連携の推進
- 腎疾患治療は、医師、臨床工学技士、看護師、薬剤師、管理栄養士、ケースワーカーなど多職種による協働が不可欠です。各職種の専門性を最大限に活かし、チーム医療の質をさらに向上させるための連携強化を図ります。
- 3. 透析医療の発展
- 透析医療は、技術革新と知識の進展により進化を続けています。先端技術を積極的に取り入れ、治療の効率化や患者の生活の質(QOL)の向上を目指した医療を推進します。
これらの取り組みを通じて、本研究会がこれまで培ってきた伝統と成果を基盤にしながら、さらに革新的で実践的な活動を展開してまいります。
幹事の先生方、施設会員の皆様、そして協力企業の皆様におかれましては、引き続きご支援とご協力の程何卒宜しくお願い申し上げます。
一般社団法人 中国腎不全研究会
代表理事 正木 崇生